· 

考え方が大事!子どもが喜ぶ遊び方4パターン

 

子どもの遊び、どうしてますか?元気も好奇心もあふれまくる子ども達。だけどこちらは、幼少の頃の記憶はすっかり薄くなってしまった親。どう接すればよいのか・・・

 

「子どもと遊ぶって、どうやるの?」「子どもが喜ぶ遊び方が知りたいな」「だけど疲れるのは嫌・・・できれば楽ちんなのがいいな」というのが正直なところ。

 

****

 

どうもこんにちは、保育士セラピストmayaです。自分自身のはじめての育児中に不安になったことをきっかけに、保育士となりました。普段は託児付きリラクゼーションサロンを運営しています。お預かりするお子様や私の子ども幼児3人(5,3,2歳)から見えてくる、親から見る遊ばせ方について、この記事でお話ししてきます。

 

成長を促すような遊び方ができればいいけど、ついついYouTubeやゲームが多くなってしまう・・・と不安な方の参考になれば、幸いです。まずは「無理せず、自分が楽しいこと」から始めればOK!

 

記事の最後には、大事ポイントを2つお伝えしますので、子どもとの生活をワンランクアップさせていきましょう^^

 

 

【目次】

 

  • 無理しなくて大丈夫!まずは親が楽しめる遊びから
  • 子どもが喜ぶ遊び方4パターンの具体例
  • 子どもを遊ばせるときの育みポイント

 

 

知っているから待てる。

知っているから許せる。

知っているからできる。

 

正しい知識を持って、ゆとりある心で接してあげるきっかけになるような知識を、保育・体づくりの観点からお伝えしています。

  

保育士セラピストmaya自己紹介ページはこちら

 

 

 

 

無理しなくて大丈夫!まずは親が楽しめる遊びから

 

子どもにとって、遊びは学び。とっても大事なものです。それは0歳の赤ちゃんも6歳の幼児も一緒。

 

2歳、3歳と大きくなってくると、体の動きも多くのことが出来るようになります。合わせて脳も成長してるから、好みや感情の種類が増え、脳内で考えることも増えています。ですから遊び方も自然と、年々レベルアップしていきます。

 

子どもの遊び2パターンを理解しよう

 

遊びは2つに分類することができます。【静】と【動】です。

 

【静の遊び】・・・動きが少ない、あまり動き回らない遊びのこと。

【動の遊び】・・・体を動かす、アクティブに動く遊びのこと。

 

例えば自然の中にいる場合だと、【静の遊び】は、生き物を観察したり鳥や虫の声を聞く、自然物を使って何かを作る、など。【動の遊び】は、生き物や植物を採取したり、どんぐりや石を集めることなどですね。

 

こんな風に同じ環境の中でも、対象物が違うと遊び方が違ってくることがあります。その分け方の一つが「静と動」。例えば1時間の遊ぶ時間の中でも、静5分→動8分→静6分→動5分→静10分・・・・のように繰り返されます。(この時間配分の差も個性の一つです)

 

 

 

 

 

ここまで分けてとらえると意外とラク

 

さらに遊びは、【室内】と【屋外】に分けることができます。体を使う遊びでも、室内だと風船をとばしたりダンスしたり。屋外だとかけまわって鬼ごっこや遊具など、家と外ではそれぞれでできることが違います。

 

それを図にすると、こうなります。

 

 

先述した「静と動」に加えて、「室内と屋外」の要素も加わり、四次元で分類した図です。この図を頭にイメージさせると、子どもとの遊びが続きやすくなります。

 

子どもの「楽しい!」を引き出せると、自発的に遊んでくれる時間が長くなっていきます。自ら湧き出る思いの代表的なものを見てみましょう。

 

 

 

図の通り、体で表す「表現欲求」、登ってみたい追いかけたい「挑戦欲求」、つくりたいやってみたい「制作欲求」、どこかな?と探す「探索欲求」などの気持ちにつながります。

 

○○の遊び方で○○欲求が満たされる、という単純なものではないです。が、遊び方によって芽生える気持ちが違うことはイメージしやすいですよね。

 

 

まずは親が楽しめる遊びから

 

で、どうやって遊ぶか?という問題を考えてみます。答えを先に言ってしまうと、大事なのはバランスです。どれかに偏ることがないのが理想。先ほどお伝えした通り、遊びで芽生える気持ちは、遊び方にもよるところが大きいからです。

 

まずは親自身が楽しめるものから広げていくのがおすすめです。

 

 

遊び方全体をABCDと分けた時、あなたが一番好きなのはどれでしょうか?または無理なくできることはどれですか?

 

例えばAが好きならAの中のことを子どもと一緒にやってみます。心から「好き」「楽しい」と思えることは、無理しなくても自然と笑顔が出たり熱中したりするものですよね。それが大事なんです!

 

子どもが信頼を寄せるママ・パパが楽しんでいる姿。それだけで子どもはとっても楽しい気持ちになります。楽しい気持ちになると「もっとこうしたい」「○○してみたらどうかな?」と気持ちが発展していきます。その過程は豊かな成長そのもの!

 

 

 

まずは【親が楽しめる遊び】から始めて、次は隣り合うゾーンの遊びへと広げていきます。

 

例えばAおうちでYouTubeを見ながらダンス♪うちは親子で嵐とか踊りますけどけっこう楽しいですよ、うまいかどうかは関係ナシです。ま、それが好きだとしたら次はBを検討。それを外でやったらどうかな?外で踊るのはちょっと・・・なら歌ならいいか。嵐を歌いながら散歩してみるか。とか

 

Cを検討。嵐を「踊る」んじゃなくて「描いて」みたらどうかな?まだ小さくて人物が描けないなら、ママと一緒にクレヨンを握って丸を5つ描く。そこにママが顔を描いていって・・・嵐完成!イェーイ!とか。一緒に拍手しちゃってください(笑)

 

 

「もっとこうしたい」「○○してみたらどうかな?」のワクワクする気持ちや好奇心は、子どもにとっての“大好きな人”と共有できると、その場には一体感が生まれて、楽しく一緒に遊ぶということが実現します。

 

 

 

 

子どもが喜ぶ遊び方4パターンの具体例

A室内&動

 

新聞遊び

まず、古新聞や不要な広告などをビリビリにします。子どもは、ビリビリと破る感触や音に大よろこび!その後、やぶった新聞を手ですくってハラハラ落としてみたり、丸めてボールのようにしてみたり。投げ合いっこをしてもケガの心配もありません。しばらく楽しめる上に、後片付けがラクな点も、親には嬉しいポイントです。

 

 

 

トランポリン

家の中で子どもが走り回ったり、ベッドやソファで飛び跳ねたりすると、正直困りますよね。少しお金はかかりますが、トランポリンは室内でしっかり体を動かせるアイテムです。やってみるとわかりますが、けっこうしんどい!大人もOKなものだと、私たち親の運動不足も吹っ飛びそうですね。

 

 

 

 

 

B屋外&動

 

近所の公園に行ってみましょう。手ぶらで行ってもなんとかなります。かけっこ、おにごっこ、遊具などなど。よちよち歩きが始まったばかりの子どもでも、パパやママに見守られながら自分の好きなように歩くだけでも立派な遊び。

 

ボールを持っていっても遊びが広がります。年齢に合わせた硬さやサイズを選びましょう。

 

わたし保育士セラピストmayaが一番苦手なのがこのゾーン。私と同じく「体を動かすのは苦手」という方は、三輪車や子ども用バイクを持っていってはいかがでしょうか。こちらは一例ですが、例えばこんなの。

 

 

C室内&静

 

小麦粉粘土

小麦粉300gに痛み防止の塩をひとつまみ、そしてサラダ油を小さじ1/3入れ、少しずつ水を入れて混ぜ合わせていきます。ちょうどいい柔らかさになったら完成!こねたり、コロコロ転がして長くしたり丸にしたり。思い思いに形を作って楽しみましょう。

※小麦アレルギーのお子さんは米粉でも代用できます。

 

 

 

マラカス作り

子どもの小さな手でも握れる、ミニサイズのペットボトル容器を用意します。1回分の飲むヨーグルト(110ml)くらいのサイズは0歳さんにもいいですね。その中にビーズや鈴、乾燥豆など、音の出るものをいれます。100均にはかわいい色のビーズや鈴がそろっています。

 

中身を入れたら飛び出さないようにしっかりキャップを閉め、ビニールテープを2~3周しっかり巻きます。マラカスが完成したら、自由に音を鳴らしたり、好きな音楽に合わせて振ったり。一緒に音色を楽しんでみてください。

 

D屋外&静

 

砂場遊び

手ですくう、道具を使う、指の曲げ伸ばしなど、手先を様々な動かし方をします。指先への刺激が脳を刺激し、心地よい集中時間となることが多いですね。連日あそぶことになっても「今日はどうやって遊ぼうかな」「砂でどんな形が作れるかな」と、アイデア次第で広がっていきます。

 

遊び方を広げてくれる道具・・・バケツ、スコップ、じょうろ、お椀、ザルなどを一緒に持っていくと◎。家にあるもの・・・バケツ替わりに空の容器、スコップの代わりにプラスチックスプーン、じょうろの代わりにペットボトル、などでも代用できます。

 

 

 

影絵

特別な準備も必要なく、光さえあればできます。手で形をつくるのも、ネット検索すると奥が深くて意外と楽しめるかも。事前に100均などでセロファンを用意しておくと、色遊びも楽しむことができます。

 

ちなみに室内バージョンもできます。部屋を暗くして懐中電灯やスマホの光を使ってもいいでしょう。

 

 

 

パターン別に遊び例をご紹介しました。ごく一例ですので、ぜひあなたのおうちに合う遊びを親子で見つけてみてくださいね。大事なのは「まずは親が楽しめる遊びから」。あなたが楽しいこと、または子どもの頃に楽しかった遊びは何ですか?

 

無理をしない=自分にとって普通にできることは必ずあります。あなたにとって楽にできることで、子どもと交流を深めていきましょう。

 

 

子どもを遊ばせるときの育みポイント

 

最後に、子どもの心を豊かにするために必要なポイントを2つ紹介します。

 

①偏らない。知らないこと・できないことへの出会いの機会を意識する

 

「親が好きなことから遊びを始める」でスタートはOKですが、それだけで終わるとどうしても偏ってしまいます。だけど全部親が担う必要もありません。まわりの人や環境を上手に使いながら、偏らない遊び方を考えていけるといいですね。

 

 

②いろんなものに触れることは、自分らしさ・好きなものを発見できる機会

 

世の中にはいろんなものがあって、それは親自身も気づけないこともたくさんあります。例えば私は、子ども自身が「虫」に目を向けなければ、大人になってからは虫の存在をすっかり忘れて生活していました。

 

他にも、子どもに使いやすい文房具はどれかな?と100均をウロウロしていると、かわいいビーズに目を奪われたりします。そこで思い出すんですよね、幼少の頃に手芸に熱中していた自分を。

 

そして子どもと楽しめそうな制作物を考えてみる・・・と発展していきます。

 

 

 

特定のスポーツや遊び、体や指先や頭を使う事、何かになりきることなどなど、きっと親のあなたにもあったはず。私の嵐ダンスみたいに、この年になって初めて、「○○って楽しいのね!」って発見があったりします。

 

日常のいろんな場面にヒントはあります。子どもが、私たち親が、まだ見ていないことは何でしょうか?一緒に見つけに行ってみましょう!

 

お読みいただきありがとうございます^^